カラダの土台は骨です。
ヒトのカラダは約200個以上の骨によって支えられています。
最も大きな骨は太ももの大腿骨で身長の4分の1もの長さ、一番小さな骨は耳の中の「耳小骨」で
わずか数ミリ。という骨が、それぞれの役割を果たす事でカラダの活動は維持されているのです。
骨は又、カラダを支える以外にも頭蓋骨や肋骨の様に重要な臓器を守ることや、血をつくる。
筋肉の指令によってカラダを動かすなど多くの仕事を受けもっているのです。
骨は3年から5年で全身の骨が新しくなります。骨が生まれ変わるといわれていてもピンときませんが、硬いはずの骨もたえず新陳代謝をくり返し、常に新しくすることで骨の強さを保ち、骨折などを防いでいるのです。

この骨の再生リサイクルを受け持っているのが骨の中の細胞のうち、古くなった骨をこわす「破骨細胞」と新しい骨をつくる「骨芽細胞」です。
この2つの細胞バランスがくずれ破骨細胞の働きが強くなって、発芽細胞の働きが追いつかなくなると、骨の質が低下し骨粗しょう症につながるのです。
というのも骨の細胞には「今は骨を必要としているからつくろう」「必要ないから作るのをやめよう」という指令を出す細胞があって、その指令によって骨の再生はコントロールされています。
だからカラダを動かさず骨にあまり負担のかからない生活をつづけていると新しく骨をつくるのを休もうという指令が出て、いつの間にか骨密度が低下して骨粗しょう症が進行しているのです。骨を強くするためには骨にシゲキを与えつづけ、新しい骨をつくらねばと常に骨細胞に意識させることが大切。
そのためには運動が必要なのです。そして骨の健康を保つために必要なのが食事です。
骨の主成分はカルシウムですが、そのカルシウムの吸収をよくするために欠かせないのがビタミンⅮ。ビタミンⅮは日光にあたることで体内でつくられるため、骨粗しょう症の予防には、日にあたることも大切。適度な運動と食事、そしてカルシウムの吸収をよくする、ビタミンⅮをつくる日光浴が骨の健康を保つためにはかかせないのです。

         (お灸大学より 引用)