2018.5.2
「連休(GW)こそ健康管理に気をつけよう」
連休は家族や親戚、仲間が集まり、リラックスして過ごせる機会が増えますが、普段の生活スタイルを維持するのが難しくなる時期でもあります。そのため食事や運動などに偏りが出たり、余分なストレスを溜めこむ恐れがあります。 休日が続くと、食べ過ぎと運動不足が重なり、血糖コントロールを乱したり、体重を増やす人が多くなります。下記の対策でこの時期を快適に乗り切りましょう。
◎休日をどう過ごすか、計画を練る:休日は生活が不規則になりがちになり、普段通りの食生活を続けるのが難しくなり、運動不足になりやすくなります。仕事の片付けや予定外の用事が入ったり、子供の相手を過ごす時間が増えるなど、ストレスが溜まりやすい時期でもあります。 また、多くの人にとって、体重コントロールが難しい時期でもあります。米国立衛生研究所によると、休日が続くと多くの人が体重を1kg以上増やすと言われています。「少なくとも、今よりも体重を増やさないようにしよう」という気持ちを強くもつことが大切です。 事前に「いつ・どこで・何をするか」という予定を、カレンダーに書き留めておくと、健康的な食事や運動のための時間を確保できるようになります。
◎快眠はまずは規則正しい生活から:規則正しい生活によって、体内時計がホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えて準備してくれます。この準備は自分の意志ではコントロールできません。体内時計を整え、体を睡眠に導くために、毎日同じ時刻にベッドに入ることが必要です。
◎夜遅い時間に食事しない:体内時計を整えるために規則正しい食事が望ましいです。食事で摂取した食べ物が消化・吸収されるまでに2~3時間が必要となるので、夜遅い時間に夕食をとると、胃の消化活動が活発になり、大脳皮質や肝臓の働きが活性化し、結果として食べ過ぎや睡眠不足に繋がります。
◎朝食を抜かない:朝食をしっかりとることで、その日の3食の食欲をコントロールできるようになります。逆に朝食を抜いて空腹でいると、反動で食べ過ぎてしまう恐れがあります。また休日にいろいろな予定が入ると、食事が単調になりがちになり、外食や調理済み食品を利用する頻度も増えます。食事はシンプルに健康的なものにしましょう。
◎ストレスをためない :普段通りの食事を続けられなくなったり、アルコールを飲みすぎたり、運動不足が続くと、ストレスの原因になります。休暇には、想定外の用事が入り忙しくなり、さらに生活が乱れやすくなります。この時期に外せない予定を作りすぎないようにし、余裕をもって計画を立てましょう。
◎運動を続ける :30分の適度な運動を週に5日行うのが理想ですが、それが難しい場合は、1日に10~15分のウォーキングなどの運動を1日に2回取り入れるようにしましょう。 不規則な生活が続く場合でも、運動のための時間を確保するために、カレンダーに運動する予定を書きとめとくと効果的です。
◎アルコールに注意 :アルコール類にもカロリーがあり、アルコールには食欲を増進する作用があるため、飲み過ぎは肥満に繋がります。この時期は高カロリーの食事が多いため、相乗的に悪影響が現れます。 アルコールを飲む場合は、上限を決めて飲み過ぎないようにしよう。 「節度ある適度な飲酒」の上限は、ビールは中瓶1本(500mL)、清酒は1合(180mL)に相当します。
連休明けから体調不良にならないように体調管理に気をつけて頂ければと思います。また麻疹も流行しているのでどこかへ出かける際には十分気をつけて、楽しい連休をお過ごしください。
保健指導リソース指導より引用