2017.12.28

「日本人なら知っておくべき!お正月を迎える前の古き良き習慣7つ」

五穀豊穣や家内安全をもたらす歳神様を迎え入れる、日本の伝統的な行事“お正月”。このお正月を前にやるべきことを一緒におさらいしていきましょう。

1:年賀状は25日までに出す:年賀状は12月25日までに出せば、元日に届きます。また、それを過ぎてしまっても、28日までに出せば元日に届く可能性はあるそうです。早めに準備をするようにしておきましょう。1月7日以降に届くものは寒中見舞いになります。
2:大掃除は28日まで:歳神様を迎え入れるためには、家の中をキレイに掃除しておく必要があります。一年の汚れを落とすことを“煤払い(すすはらい)”といい、古くは12月13日が煤払いの日とされていました。年末にバタバタすることがないように、28日までには終わらせるのが良いとされています。
3:門松は29、31日に出してはいけない:家の門前に立てる門松は、歳神様が下界に降りてくるときの目印となるものです。門松を立てる日として、29日は“苦待つ”、31日は“一夜飾り”になってしまうので、この二日は避けるのが常識。それ以外の日を選び、28日までには立てるようにしましょう。
4:しめ縄も門松と同じ時期に飾る:門松と同様に、歳神様を迎え入れるために玄関や神棚に飾るしめ縄。しめ縄は、神様を迎え入れるのにふさわしい神聖な場所、ということを示す飾りです。門松と同じ時期に飾りましょう。
5:鏡餅は飾るだけではダメ:鏡餅は、歳神様へのお供えものです。大掃除が終わった後、29日と31日を避けて、キレイにした場所へ飾りましょう。お供えした鏡餅を下げる日は地域によって異なりますが、松の内(1月7日)が開けた1月11日に行うのが一般的です。鏡餅には神様の霊が宿っているため、食べることでその力を授かることができるといわれていますので、ただ飾っておくだけではいけません。食べるときは、包丁などの刃物で切るのはご法度! 木槌などで割るようにしてください。
6:新券へ両替を済ませておく:年末年始は銀行も休み。お年玉をあげる予定がある人は、その前に新券に両替しておきましょう。ポチ袋に入れるときに折ることになるけれど、きちんと用意したという気持ちを伝えるためにも、お年玉は新券にするのがいいと思います。
7:年越しそばは年内に食べきって!:長く伸ばし細く切って食べるそばは、延命長寿の縁起物として古くから大みそかに食べる習慣があります。食べる時間は何時でもいいそうなのですが、年を越してからだと「翌年金運に恵まれない」など、縁起が悪いと言われています。年越しそばは、年内に食べ終わらせるようにしましょう。

 

古き良きお正月の習慣を学び、しっかりと準備をして、良いお年を迎えましょう。

お正月の準備|新年を迎えるための準備の仕方より