2017.8.2
「ホームホスピスとは?」
病院のホスピス(緩和ケア)病棟は、末期がんの患者など死を避けられない状態の方が苦痛を和らげながら最期の時を過ごす場所です。ホームホスピスは、同じホスピスの名前がついていますが、住み慣れた地域の中で「自宅に近い環境で自然な看取りができる場所」が特徴です。普通の一軒家を改装した場所で、少ない人数での共同生活をしています。平成29年6月30日現在全国で33か所運用中です。
ホームホスピスにはどんな人がいるのでしょうか
1軒のホームホスピスには5~7人程度の方が、それぞれ個室を持って住んでいます。病院から退院をしたいけれど自宅に戻るのは難しい方や、一人暮らしを続けられなくなったが大きな施設やホスピス病棟を好まれない方です。
末期がんの方やパーキンソン病の方・難病など様々なご病気を抱えている、年齢の高い方がいらっしゃいます。各ホームホスピスによってどんな方を優先するかはそれぞれ違います。暮らしている方の要介護度は様々です。
特別養護老人ホームのように、要支援は入れないというような縛りはありません。
ホームホスピスで暮らすにはどれくらいお金が必要なのでしょうか?
入居にかかる費用は、そのホームホスピスによって様々です。家賃+光熱費+食費+生活支援費+介護保険の自己負担金まで、全て合わせると15~18万円程度であることが多いようです。また、ホームホスピスによっては入居時に支払う入居一時金として、15~30万円程度かかる場合もあります。(要介護度が違っても、入居費が違うことはありません。ただし、介護保険の自己負担額は変わります。)
最後を迎える時、どんな場所で、誰に寄り添っていてほしいか改めて考えてみてください。そして寄り添ってほしい人を大切にましよう。
ホームホスピスってどんなところ?より引用