2017.5.13
「水分補給はココに注意!」
あまり日々の生活のなかで水分補給を意識することはないかもしれません。しかし、意外な場面で私たちは体内の水分を失っています。軽い脱水症状になってしまうと、人はのどの渇きを感じにくくなります。のどが渇く前にこまめに水分補給をすることが大切です。冷たい飲み物を飲む機会がいっきに増えるこれからの季節。水分補給、どういった点に気をつけたらいいのでしょうか
【水分補給 おすすめの飲み物】
■日常生活ではミネラルウォーターや麦茶
■運動時や大量に汗をかいた時にはスポーツドリンク
状況にあわせて飲み分けることが大切です。麦茶にはカフェインが含まれていないのでおすすめです。緑茶や紅茶、コーヒーに含まれているカフェインには”利尿作用”があり水分の排出が促進され、気付かない間に脱水症状になることもあるので飲み過ぎには注意が必要です。スポーツドリンクは”塩分”を含んでいるので運動して汗をかいたとき、特に熱中症予防に有効です。ただし、飲み過ぎるとカロリーオーバーになるので注意しましょう
【理想的な飲み方】
■できるだけ温かい物又は常温の飲み物を選ぶ ■少量をこまめに摂る
これを意識すると身体に負担がかからず、夏バテ予防としても有効です。 冷たい飲み物をゴクゴクと大量に一気飲みは内臓や消化器官にダメージを与えてしまい、かえって夏バテの原因となってしまいます。お腹が冷えて体調が悪くなることもあります。一気にたくさんの水分をとっても栄養分が血液には吸収されず、そのほとんどがただ排泄されるだけになってしまいます。
【甘い飲料の飲み過ぎには注意!】 甘い清涼飲料水などを飲み過ぎるとかえって夏バテの症状がでることがあるので注意が必要です。夏バテ予防には”ビタミンB₁”をしっかり補給することが大切。ビタミンB₁には糖質をエネルギーに変換する働きがあります。糖質を摂りすぎるとビタミンB₁はどんどん消費され、やがて不足状態になり身体は糖質をエネルギーに変換できません。エネルギー不足は”身体がだるい”、”疲れる”など夏バテへとつながることになります。それを防ぐには糖質を摂りすぎないこと、身体に摂取した糖質がエネルギーに変換できるようしっかりとビタミンB₁を摂取することも大切です。ビタミンB₁は”うなぎ”や”玄米”、”豚肉”等に多く含まれています。
【水分補給がおっくうにならない環境づくり】
のどの渇きを訴えない高齢者の方など、こまめな水分補給を「おっくう」だと感じない環境づくりが大切です。食事から摂れる水分以外にも、1日1.5L以上の水分を補給する必要があります。入浴時、睡眠中にも私たちの体は汗をかくことによって水分を消費しています。入浴前後、また起床時には水分補給を忘れずに行いましょう。水分をこまめに摂取することで体内をめぐる血液量が安定し、健康維持も期待できます。アルコールは利尿作用があるので、得た水分よりも多い量が体から排出されてしまいます。水分補給をしたいときは避けて、嗜好品程度に楽しみましょう。普段何気なく行っている水分補給はとても大切な事です。気をつけたいタイミング、飲み物などシチュエーションや季節に合わせて選びこまめな水分補給を心がけて健康維持を保ちましょう。
ケアマネジメントオンライン ちょい得情報広場 パワープロダクション 引用