2017年2月6日

日本は今、史上4度目の人口減少を迎えていると歴史人口学に詳しい静岡県立大学学長の鬼頭宏氏は何故、人口減少が繰り返し起きるのかの原因を述べています。

日本で最初の人口減少は縄文時代の中期から後期に起きた寒冷化で人口は1/3くらいまで激減した。次に鎌倉時代には温暖化、続いて江戸時代の寒冷化により食料不足による飢餓が原因で人口が減衰しました。

4度目の人口減少の理由としては1968年のアポロ8号で撮影されクリスマスプレゼントとして送られてきた1枚の写真でした。それを見た人は地球がいかにちっぽけであることを知り、人類は「人口抑制」「出生抑制」の必要性を痛感しました。現在は少子高齢化による人口減少は悪いとされていとすが、この時代は人口増加の方が悪い事とされていました。

「人口論」を書いたマルサスは人口のメカニズムとして食糧の減少と社会の不安は死亡率が上がり人口減少すると言っています。その1例として江戸時代初期に田んぼの開拓が許され多くの土地は農民に与えられ、農民たちは子供を沢山産み人手を増やしました。しかし、凶作や人手が余ると「7つまでは神のうち」とへんてこな理由を付け子供たちを間引きするという慣習がありました。

国の生産年齢人口は1995年をピークに徐々に減少し、その後歯止めが掛からずこの10年で700万人が減少して現在に至っています。2020年東京オリンピックが終わった途端、社会保障の破綻、際限ない増税が強行されてるのではと懸念されています。

これからの日本の将来に願うことは子を増やし、村のあちこちから元気な子供の声が響きわたる日本であり、「案ずるより産むが安し」の言葉がありますがどんどん産んで活気ある日本になってほしいと思います。

参考資料:Google検索「鬼頭宏氏による日本は今、史上4度目の人口減少」