2019.01.16
「禁酒の日」
いろいろな記念日がありますが、1月16日は禁酒の日です。禁酒の日が1月16に定められたのは、1920年1月16日にアメリカで施行された禁酒法に由来します。禁酒法は酒類の製造販売・流通を禁止するものでしたが、1933年にこの法律は廃止となりました。しかし、日本の禁酒の日の由来となりました。「禁酒の日」を機会に、お酒について考えてみましょう。
お酒を正しく飲むことは、健康で楽しい人生をおくることにもつながります。人生のパートナーとして、自分にとっての適度な量と距離感を知ることが大切です。節度ある適度な飲酒量は、1日平均純アルコールで約20g程度です。これは、1日の飲酒量に換算すると、ビールなら中びん1本(500ml)、ウイスキーはダブルで1杯(60ml)、日本酒では1合(180ml)になります。ただし、これは男性で「お酒に強い」タイプの場合に限ります。女性や高齢者、お酒の弱い方などは、この量よりもさらに少ない量が適量と言えます。また、アルコールの処理能力は体重によって異なります。一般に体重60~70kgの人のアルコール処理能力は1時間に純アルコール約5gとされています。これはビールに換算して中びん約1/4本、ウイスキーならダブルで約1/4杯。つまりビール1本、 あるいはウイスキーダブル1杯、日本酒1合のアルコール処理には約4時間かかる計算になります。なお、適量はあくまでも目安であり、厚生労働省では「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g(1,000ml)以上、女性で20g(500ml)以上としています。このような飲酒を続けていると、生活習慣病だけでなく他の健康問題や社会問題のリスクが高くなることがわかっています。
お酒を楽しむためのポイント
- 空腹時のお酒はやめる
空腹時にお酒を飲むと、胃から小腸へのアルコールの吸収が速く、肝臓を経由して脳へ到達するため、すぐに酔いが回ります。また、アルコールが胃壁などを荒らしてしまうこともあります。
- 食事と一緒にゆっくりと味わう
お酒には食欲増進効果もあり、食べながら飲むことでアルコールは肝臓にゆっくり吸収され、血中濃度の上昇も抑えられます。チーズなどの脂肪分を飲酒前にとっておくと、アルコールの刺激から胃の粘膜を守るとともにアルコールの吸収を遅らせてくれます。枝豆や豆腐、魚、肉などの高タンパク質は、肝細胞の再生を促進し、アルコール代謝酵素の活性を高めます。ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含んだ料理と一緒に飲むこともオススメです。
- チェイサーも忘れずに
悪酔いを防ぐために大切なことは、水を十分に補給しながら飲むことです。お酒と水(チェイサー)を交互に飲むことで味覚をリセットできますし、アルコールの胃腸への刺激も緩和できます。血中アルコール濃度の急上昇も抑えられるので、ほろ酔い気分が長く続きます。また、アルコールには利尿作用があるため、脱水症状を起こしやすくなります。水分をたっぷり補給し、アルコールを体外に排出しやすくしましょう。
- 週に2日は休肝日
週に2日はお酒を休んで、自分の身体をいたわりましょう。
ほけんROOM ミニ保険 KIRINお酒と上手く付き合う「スロードリンク」で豊かな人生をより引用