2018.03.19
「男性72.14歳、女性74.79歳=2016年「健康寿命」-厚労省発表」
厚生労働省は今月9日、健康上の問題がなく、日常生活が制限されることなく送れる期間を示す「健康寿命」について、2016年は男性72.14歳、女性74.79歳だったと発表しました。前回調査の13年と比べ、男性は0.95歳、女性は0.58歳延びました。男性のトップは山梨県の73.21歳で13年に続き1位。女性は愛知県の76.32歳。
16年の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳。健康寿命を超え日常生活に支障がある期間は、13年より男性は0.18年、女性は0.05年短くなりました。
都道府県別の順位では、第2位は男性が埼玉県の73.10歳、女性が三重県の76.30歳。最下位は男性が秋田県の71.21歳、女性が広島県の73.62歳でした。熊本県は地震の影響で調査は未実施。群馬県は男性72.07歳で22位、女性75.20歳で15位でした。
健康寿命は3年ごとに算出され、10年、13年に続き公表は3回目。28万9470世帯約71万人を対象とした国民生活基礎調査を基に算出されました。「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」などの質問の回答を基に推計されました。
10~16年の計3回の調査の平均では、男女ともに山梨県が第1位で、男性72.31歳、女性75.49歳。2位は男性が愛知県、女性は静岡県でした。この3県では、健康に対する啓発活動が活発で、がん健診の受診率が高いことなどが要因として考えられるといいます。
時事通信社より引用