2018.3.5
「引っ越し難民」の恐れ
入学や転勤を控えた人の引っ越し作業が本格化する中、希望する時期に転居できない「引っ越し難民」生まれる恐れが出ている。引っ越しは重い荷物を運ぶため若い人に頼るが少子高齢化でトラック運転手の人手不足が原因だ。
全日本トラック協会がまとめた今年の混雑期は「3月24日~4月8日」と予想している。3月下旬に入試発表が終わった学生の転居。4月1日に官庁や企業の人事異動により引っ越し依頼が集中するためである。
「特に混雑」3月17日~23日 4月14日、15日、21日
「やや混雑」3月1日~16日 4月9日~13日 16日~20日と予想している。
全日本トラック協会は転居時期をずらす「分散引っ越し」を呼び掛けている。
大手引っ越しメーカー各社の対応はと言うと
サカイ引越センターは「分散引っ越し」を企業に依頼したり、昨年はおよそ400人の新人ドライバー自社で育成した。
日本通運とヤマトホールディングスは3月下旬から4月上旬までの期間、1人暮らしの人の引っ越しを対照に2000円~5000円の割増料金を引き上げ、値上げ分をドライバーやアルバイト作業員の報酬に当て人出不足の確保につなげたいとしている。
インターネットで注文した商品がすぐ自宅に届く便利な時代。そのしわ寄せが私たちの身近なところで起きている。ことを知り、この時期は不要不急の配達依頼は避け、誰もが安心して新生活をスタートできるよう協力したい。
尚、転勤、進学、就職など一極集中する日本社会の有り方も見直す必要があると思われます。
今、国会で「働き方改革」でスッタモンダしている。法案は偽りだらけのデータが暴かれ裁量労働制は断念と報道されました。今後どの企業にも近からず訪れる少子高齢化による人手不足は避けられない問題。どんな働き方が良いのか、悪いのか、長時間労働、過労死を防ぐことができるのか政府には真剣に議論して頂きたいと思います。
(NHK news web)