2018.1.4
「笑顔の効果」
昔から「笑う門には福来る」ということわざがあります。今日は笑顔の効果についてお話します。
その1:ストレス解消
笑顔にはたとえつくり笑顔であっても、ストレスを軽減させ、心拍数を落ち着かせる効果があります。顔の筋肉には、楽しい気持ちにさせる神経を刺激するものがあり、楽しい気分やリラックスした状態になると、脳はα波という脳波を出します。このα波は集中力を持続させ、記憶力も上昇させる効果があります。笑顔は自律神経である副交感神経を活発にする効果があります。副交感神経が優位になることで呼吸や心拍、血圧などが穏やかになってリラックスすることが出来ます。笑うことでエンドルフィンという脳内物質が増えて酸素消費が増加し、全身運動したようなストレス発散効果があるようです。
その2:健康
人は笑うことでǸK細胞という免疫力をつかさどる細胞を活性化させる効果があります。
病気にならないためには、自己免疫力が高くなくてはなりません。この免疫力を活性化させてくれるのに必要なのが「笑うこと」だと言われています。笑うことで免疫システムをコントロールする間脳で、神経伝達物質の一つである神経ペプチドの分泌量が上がり、ǸK細胞の表面に付着して働きを活性化させます。このǸK細胞は体内に入ってきた菌やガン細胞を攻撃して退治してくれます。また、笑うことで脳の血流が増加し、脳梗塞や認知症の予防、回復に役立ちます。
その3:美容
笑顔になるとホルモンの分泌がよくなり美容の効果がアップします。笑顔になると幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌が良くなります。この幸せ状態が続くと次に「ドーパミン」の分泌も活性化されます。この2つのホルモン分泌が良くなると常に幸福状態になります。女性は恋愛をしている時のような状態が続けば女性ホルモンも整えられるので肌もきれいになっていきます。また、笑顔は顔の表情を作る筋肉をすべて使うので顔を引き締め、しわ、たるみ予防にも効果的です。
それでは、笑顔を増やすポイントを教えましょう
その1:何かをするときに「失敗したらどうしよう」と「今」よりも「将来の結果」ばかり気にしていると笑顔が消えてその時を楽しむことが出来なくなります。まずは今の時間を大事にしていれば結果も自然とついてきますし、気難しい表情もしなくなります。
その2:反省する事も大事ですが、毎日自分の悪い事ばかりを思い出して反省していては、笑顔はでてきません。「今日はよく頑張りました」と自分を褒めてあげる事もしましょう。
その3:人とコミュニケーションを取ると自然と笑顔が出てきます。会話をするのが苦手な人は、挨拶を心掛けるようにしましょう。「おはよう」「こんにちは」と声をかけるだけで自分も気持ちが晴れやかになり、挨拶をされた人も嬉しい気持ちになります。
その4:よく「ピンチはチャンス」と言います。ピンチでもプラスな事と捉えれば「このおかげでこんなことに気付くことができた」良かったという気持ちになります。このようにプラス思考に考えるだけで自然と笑顔になることが出来ます。
その5:完璧な人はいないので、不機嫌になり、時には相手に不快な思いをさせることもあります。そんな時は、自分の事を客観的に見ることで「こんなことで何をイライラしているのか?」と冷静になることが出来ます。
「笑顔でいれば幸せが近づいてくる」と言われてます。
今年も、皆さんがたくさん笑顔でいられることを心からお祈りいたします。
「笑顔がもたらす効果」:NEVERより