2017.07.29
「日本人平均寿命が最高更新 女性87.14歳 男性80.98歳」
2016年の日本人の平均寿命は女性が87.14歳、男性が80.98歳となり、いずれも過去最高を更新したことが、厚生労働省が公表した簡易生命表で分かった。男性が世界4位から順位を上げ、女性とともに香港に次ぐ2位となった。15年と比べると、女性は0.15歳、男性は0.23歳のプラスとなり、5年連続の伸びとなりました。
厚労省は「医療技術の進歩に加え、健康志向の高まりにより生活環境の改善が進んだことや、対策が進んだことで自殺者が減ったことも影響している」としています。
主な国・地域の平均寿命によると、女性は1位が香港(87.34歳)、3位以下はスペイン(85.42歳)、フランス(85.4歳)。男性も1位が香港(81.32歳)で、3位以下はキプロス(80.9歳)、ともに80.7歳のアイスランドとスイスが続いた。
厚労省の試算によると、16年に生まれた日本人のうち75歳まで生きる人の割合は、女性が87・8%で、男性が75・1%。
90歳まで長生きする割合は女性が49・9%、男性が25・6%だった。
また、16年生まれの人が、日本人の死因で多いがんや心疾患、脳血管疾患で死亡する確率は女性46・5%、男性51・2%。これらの病気による死亡がゼロになったと仮定すると、平均寿命は女性で5.74歳、男性で6.95歳延びるとしています。
男女ともに長寿の日本ですが、平均寿命とは別に健康な日常生活が送れる期間を示す「健康寿命」は女性が74.21歳、男性が71.19歳とその差は大きく開いており、男性で約9年、女性で約13年自立した日常生活が送れていない期間があるという結果になっております。健康寿命を延ばす秘訣にはバランスのとれた食事・適度な運動が必要不可欠です。食事・運動に気をつけ自分自身の健康寿命を延ばしていきたいと思います。
東京新聞より引用