2017.5.20

「夏の体臭ケア」

 

そろそろ夏に向けての体臭対策を考える季節となりました。夏は温度も湿度も高くなるので当然汗も多くかく季節です。体臭の予防・改善は、身体を清潔に保つなど外側からのケアと、食生活の見直しなど、内側からのケア、両面からアプローチすることで効果が上がります。毎日の生活の中でちょっとした心がけでできる体臭対策には…。

 

1)入浴で体を清潔に…なぜ清潔にすると体臭が抑えられるのでしょうか?体臭の原因が、汗そのものではなく、汗に皮脂や垢が混ざり、それがエサとなって雑菌が繁殖することにあるからです。体臭を減らしたい場合、最初に出来る対策が雑菌の繁殖を防ぐこと、つまり身体をできるだけ清潔に保つことなのです。

2)身体はやさしく洗いましょう…肌には、表皮ブドウ球菌という善玉菌が住んでいて、汗や皮脂を栄養とし、臭いの発生を抑えてくれています。身体を強く洗いすぎると、この表皮ブドウ球菌まで死んでしまうのです。石鹸は、ふんわり泡立てて優しくなでるように洗いましょう。 洗い終えたら、石鹸の泡が肌に残らないよう、しっかり流すようにしましょう。また身体を洗う際は、汗腺が特に集中しており、臭いの出やすい場所である脇や膝の裏、足などを丁寧に洗いましょう。

3)入浴は夜がオススメ…疲労をすると、体に乳酸が溜まっていきます。一日の疲れをそのままにして、溜まった乳酸を放っておくと、身体からはアンモニアを多く含んだ汗が出てきます。アンモニアを含んだ汗は、通常の汗より強く臭う性質をもっています。身体を洗うことが外側の体臭対策とすれば、湯船に浸かることは身体をリラックスさせることができるため内側の体臭対策といえるでしょう。一日の疲れをリセットするためにも、入浴は夜がオススメです。リラックスすることで、血の巡りが良くなり、眠っているあいだに乳酸が体から抜けていくのです。

食生活はバランス良く

食生活でまず気をつけるべきポイントは、油とタンパク質です。肉好き、揚げ物やチーズなどの乳製品の食べ過ぎは要注意です。毎日大量に摂取してしまうと、内臓脂肪や皮下脂肪が増え、体型が変わると同時に皮脂の量も増えてしまいます。またタンパク質は悪玉菌の栄養素でもあります。摂取しすぎると悪玉菌がアンモニアや硫化水素を作り出すため、これも臭いの原因となります。食事はバランスが第一です。タンパク質と油を取り過ぎないようにし、身体の酸化を防ぐ食べ物を積極的に摂りましょう。緑黄色野菜、きのこ類、ナッツ類などは抗酸化力が強く、脂肪酸脂質が作られにくい身体に変えてくれます。

ストレス対策

現代社会は、ストレスを感じる場面が多くなっています。乳酸だけでなく、ストレスも溜めこまないように気をつけましょう。「規則正しい睡眠をとる」「運動習慣を生活にとりこむ」など、ストレスを減らす習慣を積極的に身につけましょう。

               スキンケア大学より引用