春は、気候はもちろんのこと、新しい職場や新しい仲間、引越など「変化」の多い季節です。 気温高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、いきなりの変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまい、メンタル面を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。 過剰なストレスは心身の健康に悪影響を及ぼしかねません。気づかぬうちに、ストレスが強くなっていることもありますので注意が必要です。
【こんなときは、ちょっと立ち止まってみてください】
・不安や心配が頭から離れない・気持ちが張り詰めている・食用がない、または過食してしまう・物事に集中できない・すぐ疲れてしまう・だるさが続く・何事にも興味がわかず、楽しくない・今までなかったような仕事上のミスをする・寝つきが悪い、またはよく眠れない
心のバランスを整えるには
- 生活のリズムを整える
ポイントとなる時間は3つ!「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。ただし、無理はせず、自分に合ったリズムを刻みましょう。 - 栄養バランスのよい食事をとる
ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実が不足しないよう心がけましょう。中でも、旬のものは栄養も豊かで、食べる楽しみも大きく膨らみます。
また、疲労回復や緊張緩和によい食材を選ぶとよいでしょう。たとえば、心身の疲労回復にはヤマイモ、緊張緩和にはシュンギクが効果的と言われています。 - 休養をとる
休日には何もしない、のんびりした時間も必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけましょう。音楽を聴いたり、散歩をしたり、自分なりのリラックス法で休日を過ごしましょう。 - 体温調節をしっかりと
気候が不安定な春には、「薄物の重ね着」を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。暑さや寒さもストレスになります。
心身のリラクゼーション「快眠体操」
就寝前などに、心と体をほぐす体操をしましょう。また、休みの日の日中に行っても、心身の緊張がほぐれ、充実したプライベートタイムを過ごすスイッチになるでしょう。
※2週間以上、症状が続く場合は、専門医に相談しましょう。
心身のリラクゼーション「快眠体操」
「背伸び」
仰向けに寝て、両手を頭の上で組みます。手のひらを外向きに返したら、思いきり背伸びを。ゆっくり3回、繰り返しましょう。
「腰ひねり」
仰向けに寝て、両手を真横に広げ、膝を立てる。顔を左側に向け、両膝をそろえたまま足を右側に倒す。左右交互に3回繰り返しましょう。
「お尻伸ばし」
仰向けに寝て、左右どちらかの足を両手で抱え、ゆっくり引き寄せます。左右交互に、3~5回、繰り返しましょう。
「脱力」
仰向けに寝て、両手・両足を上げ、手足をぶるぶる震わせます。全身の緊張、筋肉がほぐれたら、手足を自然に下ろします。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/より引用