2019.03.25
「爪が割れる原因と対処法」
爪が割れる原因は、乾燥や栄養不足、加齢、ストレスなどさまざまです。体の最先端で指先を守っている爪は、常に外からの刺激にさらされています。偏った食生活も爪が割れる原因のひとつです。皮膚と同じタンパク質でつくられている爪は、そのタンパク質を十分に摂っていないと、爪自体が弱ってしまいます。
爪が割れる原因に、「爪甲縦裂症」という病気も考えられます。爪の根元に腫瘍など、なんらかの疾患があり、表面が薄くはがれてしまったり、縦に割れてしまうものです。加齢や湿疹、甲状腺機能障害などの影響で起こります。
「爪甲剥離症」爪の先端が割れたりはがれたりしてしまう状態のことです。爪の先端が薄く層状にはがれてしまう、いわゆる「二枚爪」もこの一種です。
「爪白癬」爪水虫のことで、爪と皮膚の間に白癬菌が増殖し住みついた状態です。爪白癬にかかると、爪の表面が白くなって濁ったり、黄色っぽくなり、爪の質がもろくなります。次第に、爪がボロボロ崩れたり割れたりしていきます。
爪が割れないようにするための予防や対処法
・深爪をしない…深爪をすると爪の周りの皮膚が盛り上がり、爪が皮膚に食い込むように伸びてしまいます。爪を切るときは、とくに爪の両端を深く切りすぎないよう、指のカーブに沿ってなめらかに、少し長めに切るようにするとよいでしょう。
・足にぴったりな靴を履く…窮屈な靴はもちろんつま先が圧迫されてしまいますが、つま先が細くかかとの高い靴やゆるい靴も、体重がつま先にかかってくるため、爪が変形し、そこから爪割れの原因にもつながります。自分の足にぴったり合う靴を選ぶようにすることで、爪のトラブルを防ぎます。
・バランスのよい食事…毎日新しくつくられていく爪。その爪の成長を促進させるためにも、バランスのよい食事をとることが重要です。爪の主成分であるタンパク質、爪の乾燥を防ぐビタミンA、爪の成長を促すビタミンB2をしっかり摂るようにしましょう。そのほか、アミノ酸やカルシウム、亜鉛なども不足すると爪がもろくなってしまいます。これらをバランスよく摂ることで、爪割れだけでなく、さまざまな爪トラブルを防いでくれます。
・爪の乾燥を防ぐ…爪が乾燥すると、そこから爪割れにつながります。爪はもちろん、爪周りの皮膚の保湿をして、乾燥を防ぐことが大切です。保湿クリームを塗るときは、手だけでなく、爪と爪周りにもしっかり塗るようにしましょう。
これらの予防を行っても、なかなか爪割れが改善しないことがあります。たかが爪割れと放置していると、重篤な疾患の場合もありますので、早めに皮膚科の診察を受けるようにしましょう。
スキンケア大学より引用