2019.02.10
「雪のときの注意点」
気象庁によると、北海道に2月8日、観測史上最強の寒気が流れ込み、9日午前には、各地で過去最低気温の記録が更新されました。関東地方にも大雪注意報が発表され、今回幸い安中・高崎地区での降雪はありませんでしたが、今後いつ積雪による被害に直面してもおかしくありません。寒波で心配されるのが、凍結した路面や雪道での転倒事故です。内閣府の「防災の手引き」では、滑りやすい場所と雪道を歩く際の注意点を紹介しています。
滑りやすい場所
- 横断歩道の白線の上: 横断歩道の白線部分は、一見凍らずに乾いているように見えても、薄い氷膜ができて滑りやすくなっている場合がある。
- 駐車場の出入り口やガソリンスタンドなど、車の出入りがある歩道: 出入りする車のタイヤで路面上の氷が磨かれ、とても滑りやすくなっている恐れがある。
- バスやタクシーの乗り場: 多くの人が行き来するため、雪や氷が踏み固められて、滑りやすくなっている場合がある。
- 坂道: 坂道は上るときよりも下るときの方が滑って転びやすく危険。下るときは特に注意が必要。
- ロードヒーティングの切れ目: ロードヒーティングとは、道路や駐車場の雪を溶かしたり、凍結を防ぐための設備。設置されている場所とそうでない場所の切れ目は雪や氷による段差ができ、滑りやすい状態になっている。
雪道を安全に歩くポイント
- 歩幅を狭くして歩く: 歩幅を小さくして、少しずつ前に進む「ペンギン歩き」が安全。体の揺れが小さくなるため、転びにくくなる。
- 靴の裏全体を路面に付けるようにする: 体の重心を少し前に置き、靴の裏全体を路面につけるように歩く。また、なるべく靴底が滑りにくい素材でできているものを履く。
- 帽子や手袋をする: 万が一転んでしまったときのために、帽子や手袋をすることで、怪我を予防する。
- 頭上にも注意:元に注意をしがちですが、積雪時には、屋根の上に積もった雪や氷が落ちてくる危険がある。特に気温が高い日は、周囲の屋根にも注意が必要。
他にも内閣府の「防災の手引き」では、雪道を運転する時の注意など、大雪に備えるための情報が数多く紹介されていますので、目を通して知識をつけ、雪による怪我や事故から身を守りましょう。