2018.2.5
「バレンタイン」
世界的に有名なチョコレート会社「ゴディバ・ジャパーン」の代表取締役社長ジェローム・シュシャン氏は今年2月1日の日本経済新聞に「日本は義理チョコをやめよう」と新聞広告に載せました。このメッセージを読んだ人の多くが共感したかも知れません。
ゴディバ・ジャパーンの社長がなぜ義理チョコをやめようと言うのか? チョコレート会社からしたら絶好の商機なのに。新聞広告に記載されたメッセージには次のように書かれています。
ある女性は「バレンタインデーは嫌いだ、その日が休日だと内心ホッとする。チョコを準備したり、気を使ったり、お金も使う。それが毎年となるともどかしい」そして、自分からはやめづらいとも。
ゴディバ・ジャパーンもこの国の女性たちを長年見て感じていました。好きな人や世話になった人に本命チョコは有ってもいいが、義理チョコは無い方がいいのでは。とはいえ、「じゃあやめましょう」となかなか言えません。一度、根付いた習慣を覆すには大きなパワーがいるものです。そこで、新聞広告ならではの素敵な使い方で世界的に有名なチョコレート会社が新聞一面に載せたメッセージには大きな意義が有ったのではないでしょうか。
日本経済新聞の購読者の会社員や企業幹部たちも「バレンタインは純粋に気持ちを伝える日」「義理チョコは無理をしないで」「お返しが大変」などの声がありました。
日本のバレンタインデーは独特で、女性から男性へチョコレートをあげると言う習慣は他の国には有りません。しかし、「愛してる、好きです。本当にありがとう」と心から伝えられる日は素敵なこと。
ゴディバ・ジャパーン社長のメッセージの締めくくりは「礼儀ではない、心からの感情を、これからも大切にしたい私たちです。そしてバレンタインデーを好きになってください。」の文字が。
私もチョコレートを心待ちしています。尚、お返しは心と身体でお返ししたいと思っています。宜しくお願いします。