2017.7.25

「本県小学生5人に1人が便秘」

便秘状態の小学生の割合が本県は22.1%で都道府県別で3番目に高いことが、NPO法人日本トイレ研究所が保護者を対象に実施したアンケートで分かった。

全国では便秘状態の生徒は6人に1人で、その約半数が学校のトイレで大便を「全くしない:15.2%」「ほとんどしない:36.1%」と回答した。

調査は研究所が今年3月、インターネットで4.777人の小学生の保護者を対象に実施し、国際的な便秘の定義であるROMEⅢ基準に基づき分析した。

便秘状態の割合が最も高いのは和歌山県(24.0%)次に静岡県(23.1%)3位は本県と長野県(22.1%)であった。最も低いのは山梨県(6.3%)次いで佐賀県(9.6%)であった。
全国では便秘状態の割合は16.6%で便秘予備軍は20.7%だった。そのほぼ半数「便秘を誰にも相談したことがない」と回答した。

学校で大便をしないと回答した小学生の6割弱が「友達に知られたくない」「友達にからかわれる」と理由に上げた。

県内自治体は小中学校のトイレを洋式化に進めているが、その前に排便の必要を教えることも大事なこと「排便を我慢する方が体のために悪い」「排便は恥ずかしい事でも無い」と教え、意識改革を進め、学校文化をつくることも必要としている。

20年前の学校のトイレは5K(暗い、汚い、臭い、怖い、壊れている)と言われ子供たちがトイレをガマンする原因でした。これを解消するには洋式トイレ、明るく、綺麗、脱臭など改善が必要であるとともに「俺、学校のトイレでウンコしたんだぜ」と自慢げに言える明るく、ウンコくらいで友達をいじめない子供たちであってほしいと思います。

上毛新聞より