2017.5.25
「上手な間食のとりかた」
食事の量や中身にいくら気をつけていても、おやつをとりすぎれば太るのは当たり前。 でも、全く間食をとってはいけないわけでもないのです。
摂取カロリーを減らせば痩せるという考え方自体は、間違ってはいません。しかし極端な食事制限は飢餓状態をまねき、かえって体に脂肪をため込みやすくします。また、甘いものを我慢するとストレスがたまります。そうするとコルチゾールというホルモンが分泌されてきて、貴重な筋肉をどんどん削っていってしまうことに。その結果、基礎代謝が落ちて太りやすい体質になります。それなら、初めから間食を我慢しないで、上手に摂るように工夫したほうがいいのではないでしょうか。間食を摂れば、体が飢餓状態になりませんし、ストレスの解消にもなります。間食のとり方を工夫すれば、体脂肪を増やさずに、むしろ脂肪の燃焼を促進して、ダイエットの味方にすることも可能になります。
糖や脂肪をとりすぎず、気持ちで満足する上手な間食のとり方を習慣づけましょう。
間食の摂り方のタイミングは?
ダイエットで痩せるためには、食事の20分前、午後3時頃のタイミングで間食(おやつなど)を摂ると効果的。
食事の20分前
血糖値が上昇すると脳の満腹中枢が刺激され、満腹感を覚えるという仕組みがあります。食事は20分以上かけて食べることが、推奨されています。「20分後に血糖値が上昇して、満腹感を覚える」メインの食事の20分前に、甘いものを少しだけ食べておけば、20分経ったころには満腹中枢が多少、刺激され、これよって食事の開始時には、ある程度の満腹感を感じているので、全体的な食事量を抑えることができます。このときに食べる間食は、甘いものであること、50kcal以下であることが望ましいです。
午後3時
午後3時に食べたものは、脂肪に蓄積しづらいという仕組みがあります。午後3時は、脂肪を蓄える体内の働きが弱まる時間帯。そのため、このときに食べたものは脂肪になりづらいのです。
おすすめのおやつは さつまいも、寒天、ゼリー、ヨーグルト(低糖)、雑穀のクッキーなど 食物繊維が多く、低カロリーで、消化に時間がかかる食品を 1日200kcal以内、時間帯は昼食と夕食の間や体を動かす時間帯に摂取することがのぞましいとり方です。夕食後にどうしても一口甘いものが欲しければ、主食をその分減らすなど、自分なりに調整してバランスをとることが大事です。
洋菓子より和菓子を選ぶ、一口サイズの小さなお菓子しか買わないとか 自分でルールを決めて、間食も上手に楽しみましょう。