加藤厚労相は「目安を示すことで、重症化するリスクのある方を含めて必要な方が適切なタイミングで医療を受けられる、重症化を防ぐための体制を作ろうということだ」と相談の目安を公表した意義を強調。
「現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況だ。
インフルエンザ等の心配があるときは、通常と同様に、かかりつけ医等に電話し適切な対応をして頂きたい」とも述べた。
 
≪帰国者・接触者センターに連絡する目安≫

(1)風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く(解熱剤を飲み続けなければ 
 ならない場合も同様)
(2)強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)
                        
 いずれかに該当する場合は、各地の保健所などに設けられている帰国者・接触者相談センターへ電話で連絡するよう促している。
新型コロナウイルス感染症は発熱や咽頭痛、咳が1週間前後長引くことや強い倦怠感を訴える患者が多く、「専門家会議で、通常の風邪やインフルエンザなら平均3~4日で回復するのに対し、新型コロナウイルス感染症はさらに長く続くという指摘があった」(加藤厚労相)ため、こうした基準を設けた。
発熱等の風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休んで感染拡大を防ぐほか、毎日検温して記録していくことも呼びかけた。

(1)高齢者
(2)糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある、
(3)透析を受けている、
(4)免疫抑制剤や抗癌剤等を用いている、
(5)妊婦

上記いずれかの場合は重症化しやすいため上記症状が2日程度続けば、相談するよう強調した。小児については「現時点で重症化しやすいという報告がない」(加藤厚労相)として通常の対応を求めた。

帰国者・接触者センター
◇安中市:安中保健福祉事務所 027-381-0345
◇富岡市:富岡保健福祉事務所 0274-62-1541
◇高崎市:高崎市保健予防課  027-381-6112