訪問診療とは具合が悪くなったときだけ医師が診療に伺う往診とは別に考えます。そのほとんどは在宅医療支援診療所という施設基準を満たしていた診療所が行います。
自力で通院が困難な患者様のお宅に毎週○曜日の○時にと約束して医師が訪問の上、診療します。
1週間ないし2週間に1回の割合で定期的、計画的に訪問し、診療、治療、薬の処方、療養上の相談、指導等を行います。

診療の目的は病気の目的は病気の治療だけではありません。
転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡などの予防、栄養状態の管理など予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割です。

地域の病院や介護事業者の方々と連携・協力しながら、患者さんが在宅で安心して療養生活を続けられるよう在宅患者さんを総合的にサポートします。

また、定期的な訪問診療に加え、在宅療養支援診療所としては緊急時に365日×24時間体制で対応し必要に応じて緊急往診や入院先の手配などを行います。

次回は在宅療養支援診療所についてお話しします。

訪問診療