2017.04.05
膝の痛みにお風呂でストレッチ
膝には普通の生活をしていてもかなりの負担がかかっています。年齢とともに関節がおとろえて痛みを引き起こすのです。痛みがあるからといってずっと寝ていたり、動かなかったりすると余計に痛みを悪化させることがあります。なぜ安静にしていても痛みが悪化するのでしょうか?
動かないと関節がおとろえて痛みがでる!!
膝の周りにはさまざまな筋肉があります、運動不足になるとそうした筋肉がおとろえていきます。筋肉は使うことによって柔軟になり、血行を良くすることができますが、おとろえてくると筋肉が縮んでしまうため、血行も悪くなり、それが、関節の動きを妨げてしまうのです。
関節の動きが悪くなると、関節の周りの細胞を刺激し、炎症をおこすようになります。それが痛みを引き起こし、さらに動きが悪くなり、やがて膝をピンと伸ばしたり、正座することも痛くてできなくなってしまうでしょう。
関節を強化すると血行が良くなる
膝をあまり動かさないことは、かえって痛みを引き起こすことになります。膝関節を強化することによって痛みをやわらげましょう。最初はストレッチで少しずつ関節を強化してくことから始めましょう。
筋肉や靭帯をのばして柔軟にゆっくり伸ばして動かせる範囲を広げていくと血行が良くなり、それまで痛くてできなかった正座や、ピンとまっすぐに膝を伸ばすこともできるようになります。
ストレッチは入浴時がおすすめ
いきなり膝を曲げ伸ばしするのは痛みが悪化するのでおすすめしません。おすすめの時間は入浴時です。筋肉や関節が温まっている状態で行うようにしましょう。お風呂にゆっくりと入ると関節や筋肉が温まり動かしやすくなります。
★膝を曲げ伸ばしするストレッチ★
1. バスタブで行いましょう。バスタブのふちにつかまりながら、ゆっくりとしゃがみます。 浮力があるので外で行うよりも膝にかかる負担を軽く
することができます。
2. しばらくしゃがんだら、つぎはゆっくりと立ち上がりましょう。 ふちをしっかり持って転倒しないように注意してください。
この動作を数回繰り返しましょう。
もし立ちくらみをするようであれば危険なのでやめましょう。
★足の裏側を伸ばすストレッチ★
- お風呂場のいすに座った状態で、足を真っ直ぐに伸ばし、かかとをたててください。
- 膝を両手でゆっくりと押します。痛みの出ない位の力加減で20秒ほど押しましょう。
- この動作を3回ほど行います。
膝の関節を強化することで、痛みをやわらげる効果が期待できます。
しかし、気をつけたいのは「無理をしないこと」。痛くなるまでストレッチをしていては、症状を悪化させてしまうことにもなりかねません。自分の体の様子を見ながら焦らずに行うことが大切です。
引用;ロコモラボ