2019.03.20
「幸福度が上がる!朝食をとる意外なメリット」
◆あなたの幸せの条件は? 「幸福度」への影響が大きい健康
人はどんなときに幸福だと感じるのでしょうか? 2014年に厚生労働省から発表された「健康意識に関する調査」によると「幸福度」を判断する際に重視した項目に「健康状況」と回答した人が最も多かったという結果があります。もちろん健康なら何でもよいというわけではないでしょうし、病気と闘っていても幸福を感じることはできるはずですが、この結果からは、健康がベースとなることで、仕事も頑張れ、遊びも楽しめて、幸せを感じやすいと考えている人が多いことがわかります。
◆「幸せ度」の高い人の「栄養バランスのよい」朝食習慣
朝ごはんの内容についてもう少ししっかり調査してみると、朝ごはんのメニューとして、ジュース、牛乳、コーヒーなどの飲み物を飲んでいる人、パンやサンドイッチなどのパン食が主食の人、ごはんやおにぎりといった米食の主食を食べている人が多いようです。飲み物や主食に「幸せ度」の差は見られませんが、「幸せ度」が高いと感じている人たちは「バナナやリンゴなどの果物」「サラダやおひたしなどの副菜」を食べています。単品ダイエットの一環でバナナやリンゴだけを食べている人もいないとは限りませんが、「幸せ度」の高い人たちはいろいろな料理を組み合わせて食べており、栄養バランスのよい朝ごはんを食べていることが推察されます。朝ごはんを食べた子どもの方が学業成績もよいことが分かっています。当調査を行った川島隆太先生(東北大学)は「朝飯きちっと食わないとバカになる」と提唱されています。少し思い切った言い方に聞こえるかもしれませんが、栄養学的にはもちろん、生活習慣の面でも、まさにその通り。子どものうちに朝ごはんをしっかり食べる習慣を身につけていない人は、社会人になって朝ごはんの重要性に気づいたところで習慣化するのは難しい……という現実もあります。簡単なようで、習慣化されていないと難しい。けれどさまざまなメリットがあるのが「朝食習慣」と言えそうです。
◆食を通して家族と過ごす時間も、幸せ度の実感につながる
調査の中で「幸せ度」が高かった人たちは「健康状態」に加えて「家族と過ごす時間」が重要だと考えている人が多いことも分かりました。特に子供は食生活の基礎が決まる時期。親子で調理を一緒にすることは、子どもの脳の発達を助けることも知られています。例えば、親子で週に1回、ホットケーキを作ることで親の子育てストレスが下がるとも言われていますし、子どもも発達心理学的によい影響を受けるようです。このような経験によって幸せを感じて育つことでも、大人になってからも「食」や「家族と過ごす時間」を大切に思う土台ができていくのかもしれません。
◆朝食を習慣化する方法・朝ごはんを食べる簡単な時間づくり
朝ごはんを食べた方が健康にもよいし、「幸せ」を感じやすいことも分かりました。とはいえ、忙しい朝、朝ごはんはできるだけ手軽に済ませたいというのが本音だと思います。朝ごはんを食べる目的は「体を眠りから目覚めさせ、午前中のエネルギー源を確保すること」ですから、エネルギーを作りやすい栄養のバランスのとれた朝ごはんを食べることが大切。農林水産省では「めざましごはん」として、朝ごはんに米飯を推進しています。夜のうちに炊飯器をセットしておけば朝、起きて食べるだけ。おかずは夜のうちに作り置きできるものを用意しておけば手間いらずです。
朝ごはんで健康だけでなく、毎日の幸福度も上がる可能性があるのです。最近つまらないな、落ち込むことが多いな、心から笑っていないなと感じている人は、ぜひ朝ごはんの習慣を見直してみてください。
人はどんなときに幸福だと感じるのでしょうか? 2014年に厚生労働省から発表された「健康意識に関する調査」によると「幸福度」を判断する際に重視した項目に「健康状況」と回答した人が最も多かったという結果があります。もちろん健康なら何でもよいというわけではないでしょうし、病気と闘っていても幸福を感じることはできるはずですが、この結果からは、健康がベースとなることで、仕事も頑張れ、遊びも楽しめて、幸せを感じやすいと考えている人が多いことがわかります。
◆「幸せ度」の高い人の「栄養バランスのよい」朝食習慣
朝ごはんの内容についてもう少ししっかり調査してみると、朝ごはんのメニューとして、ジュース、牛乳、コーヒーなどの飲み物を飲んでいる人、パンやサンドイッチなどのパン食が主食の人、ごはんやおにぎりといった米食の主食を食べている人が多いようです。飲み物や主食に「幸せ度」の差は見られませんが、「幸せ度」が高いと感じている人たちは「バナナやリンゴなどの果物」「サラダやおひたしなどの副菜」を食べています。単品ダイエットの一環でバナナやリンゴだけを食べている人もいないとは限りませんが、「幸せ度」の高い人たちはいろいろな料理を組み合わせて食べており、栄養バランスのよい朝ごはんを食べていることが推察されます。朝ごはんを食べた子どもの方が学業成績もよいことが分かっています。当調査を行った川島隆太先生(東北大学)は「朝飯きちっと食わないとバカになる」と提唱されています。少し思い切った言い方に聞こえるかもしれませんが、栄養学的にはもちろん、生活習慣の面でも、まさにその通り。子どものうちに朝ごはんをしっかり食べる習慣を身につけていない人は、社会人になって朝ごはんの重要性に気づいたところで習慣化するのは難しい……という現実もあります。簡単なようで、習慣化されていないと難しい。けれどさまざまなメリットがあるのが「朝食習慣」と言えそうです。
◆食を通して家族と過ごす時間も、幸せ度の実感につながる
調査の中で「幸せ度」が高かった人たちは「健康状態」に加えて「家族と過ごす時間」が重要だと考えている人が多いことも分かりました。特に子供は食生活の基礎が決まる時期。親子で調理を一緒にすることは、子どもの脳の発達を助けることも知られています。例えば、親子で週に1回、ホットケーキを作ることで親の子育てストレスが下がるとも言われていますし、子どもも発達心理学的によい影響を受けるようです。このような経験によって幸せを感じて育つことでも、大人になってからも「食」や「家族と過ごす時間」を大切に思う土台ができていくのかもしれません。
◆朝食を習慣化する方法・朝ごはんを食べる簡単な時間づくり
朝ごはんを食べた方が健康にもよいし、「幸せ」を感じやすいことも分かりました。とはいえ、忙しい朝、朝ごはんはできるだけ手軽に済ませたいというのが本音だと思います。朝ごはんを食べる目的は「体を眠りから目覚めさせ、午前中のエネルギー源を確保すること」ですから、エネルギーを作りやすい栄養のバランスのとれた朝ごはんを食べることが大切。農林水産省では「めざましごはん」として、朝ごはんに米飯を推進しています。夜のうちに炊飯器をセットしておけば朝、起きて食べるだけ。おかずは夜のうちに作り置きできるものを用意しておけば手間いらずです。
朝ごはんで健康だけでなく、毎日の幸福度も上がる可能性があるのです。最近つまらないな、落ち込むことが多いな、心から笑っていないなと感じている人は、ぜひ朝ごはんの習慣を見直してみてください。
マイナビネクストよる引用