2018.7.18
「豪雨」
記録的な豪雨でひどい被害を受けた西日本地域を、今度は猛烈な暑さが襲っています。熱中症などで複数の死者が出ているほか、医師の手当てを受けるケースが相次いでいます。行方不明者の捜索や災害からの復旧も、より過酷な条件での作業を余儀なくされている状態です。
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気象庁によると、16日も朝から気温が上がり岐阜県の揖斐川(いびがわ)町では最高気温が39.3度まで上昇しました。岡山県倉敷市など豪雨被災地の複数箇所で今年最高を記録しました。海の日を含む3連休となった週末、共同通信の報じたところによると14日に6人、15日に2人がそれぞれ熱中症で死亡しました。このほか数千人が暑さによる症状で医療手当てを受けたといいます。これらの人々の中には豪雨からの復旧作業を手伝うボランティアも含まれています。
西日本では先週、豪雨による洪水や土砂崩れで少なくとも210人が死亡しました。16日の当局の発表によれば、依然として19人が行方不明となっています。捜索・救出作業には6万4000人が動員されています。
現在数千人が避難する避難所はエアコンを完備しているとされていますが、倉敷市の避難所の写真には人々が扇風機にあたる様子が写っています。依然として電力や水道が復旧していない家庭は数万世帯に上るとのことです。
CNNの気象学者は日本の現在の気温について、多くの都市で平年を4~7度上回っていると指摘しています。
今回の豪雨では、犠牲者の7割が60歳以上の高齢者でした。
豪雨でたまった水は、感染症の病原体や有毒な化学物質を含んでいる恐れがあります。これらの水につかった泥や建物が高温多湿の状態にさらされればカビなどが繁殖し、新たな健康被害を引き起こす可能性も出てきます。
(CNN Japanより転載)
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上記の記事の他にも、災害派遣された自衛隊員27人が、17日までに熱中症やその疑いがあると診断された との報道もありました。隊員らは安全のため分厚い生地の長袖で活動するのが原則です。蒸すような暑さが続き、重症者はいませんが、あせもや発疹など皮膚の疾患で受診する隊員は100人以上に及んでいるといいます。
非常に厳しい環境が続いておりますが、二次被害での犠牲者がこれ以上増えないことを祈るばかりです。