上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

危険性・合併症について
検査前に使う薬
(1)局所麻酔薬(キシロカイン)、鎮痙薬(ブスコパン、グルカゴン)などによるショック、鎮静剤(ドルミカムなど)による血圧低下、呼吸抑制などを起こすことがあります(以前の内視鏡検査時や歯科での麻酔時などに具合の悪くなった方は事前に問診票に記入の上申し出下さい)。鎮静剤を使用した場合は、眠気やふらつきが残ることがあります。帰宅するときは、ご家族等付き添いの方とご帰宅下さい(検査当日は決して自動車・バイク・自転車の運転、その他機械操作を行わないで下さい)。
(2)病変を見やすくするために粘膜に散布する色素(インジゴカルミン、ルゴールなど)で胸やけなどの刺激症状が起こることがあります。また極めて稀ですがアナフィラキシーを生じる恐れがあります。

ブスコパン:検査前、胃腸の動きを抑えるために筋肉注射することがあります。
      抗コリン剤のため、緑内障、前立腺肥大、心疾患、甲状腺機能亢進症は使用禁忌。
グルカゴン:ブスコパンが使用できない時に使用。糖尿病には使用禁忌。