2017.12.16
「群馬県男性初の80歳台 都道府県別15年平均寿命 男性28位、女性33位」
厚生労働省が公表した、2015年の都道府県別の平均寿命で、県内の女性は86.84歳となり、前回調査(2010年)に比べて全国順位を8つ上げて33位となった。男性は80.61歳で全国28位。女性の順位が上がったことについて、県は死因1位のがんで亡くなる人の割合が減ったことが要因ではないかとみている。
生命表は国勢調査などのデータを基に年代ごとの平均余命を算出したもの。
今回の調査の全国平均は男性80.77歳、女性87.01歳で、県民は男女とも全国平均を下回ったが、前回に比べて男性1.20歳、女性0.93歳、それぞれ平均寿命を延ばした。
県保健予防課によると、全国順位が大きく上がった女性は、前回に比べてがんで亡くなる人が人口10万人当たり7.3人減った。脳梗塞などで亡くなる人も6.1人減となった。がんについては検診の受診率が向上したことがあるとみている。
県によると女性の2016年の受診率は、10年に比べて、肺がん20.6%、大腸がん9.2%、胃がん2、1%それぞれ上がった。
10年に施行された「県がん対策推進条例」では検診の啓発を強化しておりこうした取り組みが今回の結果につながったのではないかと分析している。
読売新聞ニュースより引用